Murakami Toshiyuki 立体感、一体感への挑戦。 THE291にしかない先端技術を使って、ほかのメガネとデザインで差をつける。デザイナー村上利行はそれを自らの使命とする。挑戦したのは幾何学模様で醸す立体感。そして、メタルとプラスチックを融合した一体感。
カテゴリー
THE 291 ニューブランド Concept
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「粋」Stylish
Special Issue THE 291 デザイナーが語る
酒井 一
西岡 隆広
水島 彰広
村上 利行
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THE291 デザイナーズヴォイス#4
村上 利行(グラッシィーズデザインシール所属)

僕は2つのターゲット向けにデザインを進めています。ひとつは30代後半〜40代の女性を対象としたもの。彼女たちがかけるメガネは素材の高級感がトレンドですが、そうであれば、あえてトレンドの逆を行こうと。つまり高級素材を使わずに、見た目が180度異なるデザインを、他の作り手がマネできないような技術を使ってつくる。今回、僕はそこに目標を設定しました。

デザインに当たってはまずリサーチをかけます。建築家やグラフィックデザイナーなどクリエイティブな職種の人たちから話を聞いて、広く今のトレンドを探っていくんです。住みたい家、好きなデザイン、着てみたいファッション、そしてかけてみたいメガネ。すべてはリンクしている。他の領域のマーケティング情報を集めることで、特定の年代が求めるメガネの姿を浮かび上がらせます。その結果、クールでインテリな雰囲気を好むが、メガネなどのアクセサリー類は個性の強いものを選ぶ。そんなターゲットの心理がアウトプットされました。そこで、僕はインパクトのあるものを目指し、幾何学模様や多色使いによる立体的なデザインを組み込んだわけです。

テンプル(つる)には、芯張りという他社がマネできない高度な技術を採用しました。プラスチック素材のテンプルの中にメタルの芯を埋め込むもので、幾何学模様のパーツを一体的に組み合わせると同時に強度も保てる画期的な手法です。その技術のおかげで流れるようなフォルムが実現した。同じようにパーツを組み合わせているメガネはほかにもありますが、ここまで完璧に仕上がっているものはないですね。

そして、手がけているもう一つのラインが20後半〜30代の男性向けのもの。この年代は自分流のスタイルを大切にしている。高級志向ではあるのですが、靴を自分なりに崩して履いたり、服装には小物でアクセントをつけたり。一工夫あるんです。だから僕は上質でありながら、ちょっと外したような路線を狙ってみました。ここでも芯張りの技術を採用。ただし、女性向けのように芯をすべて隠してしまうのではなく、あえて、一部を露出させてデザインに変化をつけた。このディテール感、エッジのきいたデザインでターゲットの感性を刺激するわけです。しかも、芯張りにより見事なまでの一体感を実現しています。

常識的な路線なら、最大公約数を狙って商品づくりをすると思うんですよ。でも、THE291は違う。僕は今後もどこか飛びぬけたところを狙っていきますよ。

デザイン画
30代後半〜40代女性に向けたデザイン
  一体感のある幾何学模様が実に美しい。
デザイン画
20代後半〜30代男性向けのデザイン
  メタルの一部を露出させたエッジ感が魅力。
  (※デザイン画は最終決定されたものではありません。製品化の段階で変更される場合があります)
関連リンク:「鋭」 Sharp「凛」 Cool
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